世界で教え教わる 愛媛大4年・河崎さん 米小学校で講師挑戦へ
愛媛大法文学部人文学科4年の河崎涼花さん(22)が外務省のインターンシップ(就業体験)支援の選考に通過し、2月に渡米することが決まった。「大学最後の挑戦。多様な人に出会えることが何よりも楽しみ」と目を輝かす。
「日本人学生のインターンシップ支援・日本人研究者育成支援事業」は日米の橋渡しとなる人材を育てようと、外務省が2015年度から実施。インターンシップ支援には長期と短期の募集枠(各10人強)があり、米政府機関や企業など参加者の経歴に合った就業先が選ばれる。河崎さんは志望動機やリーダーシップ経験などについて英語での書類を提出後、英語面接も含む3回の審査を突破した。
河崎さんはノースカロライナ州の公立小学校で5週間、講師を務める。派遣先の小学校は独、仏、中国、日本の4カ国語による授業を行っており、河崎さんはアシスタントとして授業をサポートする。「母国語以外の言語を獲得することで、子どもたちの可能性がどう広がるのかに興味がある。国際的な人材の育成を掲げる学校が具体的にどのようなことに取り組んでいるのかを学んできたい」と胸を躍らせる。